大井恒行の日日彼是

-BLOG俳句新空間-Annex

2018年11月5日月曜日

森山光章「〔抜苦与楽を慈悲という〕、わたしは、一隅を照らす(・・・・・)、、」(『常在靈鷲山』)・・

›
 森山光章詩集『常在靈鷲山』(不虚舎)、巻頭の献辞には、    霊山一会の無量の菩薩・・・文底秘沈の種本を了して久遠元初の下種の位に立ち還りて本地難思の境智の妙法を信ずるが故に皆悉く名字妙覚の極位に到るなり。                 (日寛『当流行事抄』) ...
2018年11月4日日曜日

茨木和生「残されしわれも遺品か春の星」(『潤』)・・・

›
 茨木和生第14句集『潤』(邑書林)、表紙装画には妻の茨木多佳子のトールペイント、題箋は著者。邑書林社主は、イバさんこと茨木和生の教え子である島田牙城。これも美しい。「あとがき」には、  句集『潤』は私の第十四句集である。私には五人の孫がいるが、潤はただ一人の男の子で...
2018年11月3日土曜日

笠原タカ子「野生茸(たけ)包みて『河北新報』来」(『痕跡Ⅱ)・・

›
 笠原タカ子句集『痕跡Ⅱ』(私家版)、後書に相当するところに、   平成二十五年一月、夫笠原正敏は還暦をむかえました。記念に何か贈りたいと考え、この十数年共に興じてきた俳句を句集としてまとめようと思いたちました。 とあり、発行日を見れば、平成二十六年二月十八日発行...
2018年11月1日木曜日

佐怒賀正美「新涼や詩書に仕上がる紙ロール」(『無二』)・・

›
   佐怒賀正美第7句集『無二』(ふらんす堂)、帯もなく、実にシンプルな装丁の句集である。著者「あとがき」には、静かなたたずまいの著者にして、志の勁さを思わせる部分を以下に抽いておきたい。    「いのち」を万物について考えるとき、原発、兵器、環境汚染など、是非ゼロ...
2018年10月31日水曜日

山﨑十生「抱くごとく抱かれる如く草の花」(「WEP俳句通信」106号より)・・・

›
 「WEP俳句通信」106号(ウエップ)の特集は「わが俳句、先の一歩をどうするか」、坊城俊樹、岸本尚毅、武藤紀子、前北かおる、横澤放川、林桂、鳥居真里子、神田ひろみ、田丸千草、三宅やよい、森須蘭、坪内稔典、西池冬扇の13名が執筆しているが、当然のことながら、具体的な作品を...
2018年10月30日火曜日

髙橋龍「御遺体と呼ばれるまでの秋の風」(『人形舎撰句帖』)・・・

›
 髙橋龍『人形舎撰句帖』(高橋人形舎)は、『高橋村風子句集』『草上船和讃』など、これまでの9句集に、第10句集「病状三尺」を加えた撰句集である。いわば高橋龍のエスキスがつまっている句群である。ますます自在に、ヒューモアに、新句集相当の部分は、題名からして、子規をもじって「...
2018年10月29日月曜日

渡辺喬子「海からも山からも風墓洗ふ」(第54回府中市芸術文化祭俳句大会)・・・

›
           講評する大久保白村↑  昨日10月28日(日)は、童謡100年記念事業/第54回府中市芸術文化祭俳句大会(於:府中市民活動センター「プラッツ」)・府中市俳句連盟(会長・笹木弘)だった。主選者は大久保白村。特別選者で出席したのは、松川洋酔・倉本俱子と...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示
Powered by Blogger.