大井恒行の日日彼是
-BLOG俳句新空間-Annex
2022年5月30日月曜日
高濱虚子「草を摘む子の野を渡る巨人かな」(『鍾愛百人一句』より)・・
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林桂選編・俳句詞華集『鍾愛百人一句』(鬣の会・風の花冠文庫)、その「鍾愛百人一句覚書」になかに、 (前略) つまり、これは一般的な作者の代表句を並べようというような試みではなく、個人的な「読者」としての喜びの体験を収集しようとするものである。そして、できればそれをシェアしたい...
2022年5月28日土曜日
小川楓子「わらへつて言ふから泣いちやへががんぼ」(『ことり』)・・・
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小川楓子第一句集『ことり』(港の人)、著者「あとがき」の中に、 作品は、わたしでもわたしの所有物でもないと思っています。なぜなら、スープのにおい、くすぐったい蟻、通りすがりの鼻歌などを授かって(いえ、素直に言うと、ひょいと掴まえて)放ったものだからです。集中の句はそれぞ...
2022年5月27日金曜日
渡辺信子「生きて読む書の数見えて鳥雲に」(第37回・メール×郵便切手「ことごと句会」)・・
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5月21日(土)付、第37回・(メール×郵便切手)「ことごと句会」、雑詠3句+兼題一句「生」(出題・らふ亜沙弥)。以下に一人一句と寸評を挙げておこう。 蝌蚪に脚惑星移住計画中 渡邉樹音 近頃ね金魚か俺か生存競争 照井三余 ...
2022年5月26日木曜日
高野芳一「夏蝶へ窓あけ放つ路地のカフェ」(府中市生涯学習センター春季講座「現代俳句」第4回)・・
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本日、5月26日(木)午後2時から、府中市生涯学習センター春季講座「現代俳句」第4回、緑風が吹く気持ちの良い日だった。雑詠2句。少しの空き時間は、俳句の歴史のうち、戦後俳句の出発からを少し話した。句については、愚生は生徒に追い抜かれては歩いている感じ。ともあれ、以下に一人一句を...
2022年5月24日火曜日
堀本裕樹「急ぐ夏蝶急がざる夏の蝶」(『一粟』)・・
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堀本裕樹第二句集『一粟』(駿河台出版社)、集名に因む句は、前書のある次の句であろう。 俳誌「蒼海」創刊 滄海の一粟 (いちぞく) の上や鳥渡る 裕樹 また、著者「あとがき」の中に、 (前略) 同時に拙句「蒼海の一粟の上や鳥渡る」を踏まえた。この成...
2022年5月23日月曜日
鈴木光影「まくなぎになりかけてゐるときのあり」(『青水草』)・・
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鈴木光影第一句集『青水草』(コールサック社)、帯文は齋藤愼爾、それには、 少年の涙痕 (るいこん) に生ふ青水草 (あおみくさ) 十七音で少年の本質に迫るのだから、、大変なことである。こんなふうに詠んだ人 は、 これまでに居ない。 摘草や母の野性の...
2022年5月22日日曜日
細谷源二「幸来ると思いぬ新樹天に燃ゆ」(『俳句事件』)・・
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二か国語版・マブソン青眼 日本語原文覆刻・フランス語訳『CRIMINEL POUR QUELQUES HAIKUS…俳句事件』(PiPPA)、細谷源二『どろんこ一代』(春秋社、1967年刊)所収の「俳句事件」を覆刻した日仏対訳本である。表3に、マブソン青眼は、 世界が第二...
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