昨日は2ヶ月、奇数月に一度の「豈」の句会だった。
現代俳句協会の総会と重なったが、句会は少人数ながら滞りなく終えて、堺谷真人と現代俳句協会の懇親会に駆けつけた。
宇多喜代子の現代俳句大賞のお祝いを言いに出掛けたのだが(宇多の姉御は、愚生を他の人に紹介する時は、いつも「この子はねえ・・」というのである。かつて坪内稔典の「現代俳句」の頃からの長ーィお付き合いだから、いつも懐かしい感じがする・・・)。
久しぶりに文學の森・副編集長の松本佳子にもあった(愚生が昨年,社を辞めて以来かな?・・)。
話をもとにもどして、上掲の堺谷の句は、当日句会のとりあえず,最高点を獲得したした句である。再度掲載するとともに、出席各人の一句を挙げておこう。
氾濫を事とするなり遠桜 堺谷真人
目貼剥ぐように海猫が聞こえる 小湊こぎく
行間が総立ちとなる落椿 杉本青三郎
つつやみの
つゆさやぐかに
ねりゆかば 酒巻英一郎
落椿きのうが空に貼りついて 羽村美和子
桜まじ三角帽子のぐりとぐら 早瀬恵子
雛あそび宇宙取り込み〇(ぜろ)の域 岩波光大
つちふる曙堕ちる冬衛の一脚よ 大井恒行
閑話休題・・
先般のこのブログで書いた首くくり栲象(たくぞう)と愚生の偶然の出会いがYouTubeで「密着24時・首吊り芸術家」のタイトルでアップされているので、興味のある方はどうぞ!
この映像のなかにセピア色の写真が出てくるが(よく持っていたな~)、左端が愚生で、首くくり(当時・古沢栲)、 故・風倉匠、そして鈴木一民(書肆山田・社主)である。井の頭公園の座敷を借りて句会をやったときのものだ。
ハナニラ↓