2016年11月28日月曜日

生駒大祐「水の中に道あり歩きつつ枯れぬ」(「豈」59号)・・・



「豈」59号が出来てきた。ほぼ一年ぶりの刊行である。
皆さんの手元には明後日あたりにはお届け出来るだろう。
特集はふたつ、一つは第三回攝津幸彦記念賞(表2には、第4回攝津幸彦記念賞応募要項が広告されている)。
二つは「不安の時代(震災・戦争・老後・鬱)-新しい社会性」。以下に目次を掲載しておく、注文は発売元・邑書林(書店経由)にお願いします(1000円+税)。


‐俳句空間‐「豈」 59号)  目次                        表紙絵・風倉
                                      表紙デザイン・長山真

◆招待作家・20句 金原まさ子 2  川嶋健佑 4  冨田拓也 6  堀下 翔                               
第三回攝津幸彦記念賞 正賞・筑紫磐井奨励賞 生駒大祐  10
             同 大井恒行奨励賞 夏木 久 12  
   同 佳作 赤野四羽 17  打田峨者ん 18  北川美美 19  佐藤成之 20
        嵯峨根鈴子 22  曾根 毅 23  小鳥遊栄樹 24 山本敏倖 25   
同 選評 関 悦史 26  筑紫磐井 28  大井恒行 30
第二回攝津幸彦記念賞受賞者作品 花尻万博 32 
第三回攝津幸彦記念賞奨励賞受賞第一作 夏木 久 34
第三回攝津幸彦記念賞受賞作家・作品論 
「俳句の剥き身」柳本々々 36   「辞退するなかれ、西村麒麟賞」西村麒麟 38

作品Ⅰ  池谷洋美 41 青山茂根 42 秋元 倫 43 飯田冬眞 44 池田澄子 45
 丑丸敬史 46  大井恒行 47  大本義幸 48 岡村知昭 49 恩田侑布子 50
 鹿又英一 51  神谷 波 52  神山姫余 53

  特集 不安の時代(震災・戦争・老後・鬱)-新しい社会性
   青畝俳諧の社会性 浅沼 璞 54     言葉が立つとき 五十嵐進 56
   詠まれたことも読まれたこともない膨大な俳句に向き合う不安 小野裕三 58
   不安と虚実 曾根 毅 60         破地獄の文学 竹岡一郎 62
   俳句、新しい不安の時代 柳生正名 64  〈流離〉する現在 髙橋修宏 66
   不安になるのがあたりまえ 堀本 吟 68  俳句と社会性 妹尾 健 71

作品Ⅱ  川名つぎお  71  北川美美 72  北村 虻曳 73  倉阪鬼一郎 74 小池正博 75
  小湊こぎく 76  小山森生 77 五島高資 78 堺谷真人  79 坂間恒子 80
酒巻英一郎 81  杉本青三郎 82 鈴木純一 83

特別寄稿 大本義幸を肴にした極私的回顧談 仁平 勝 84

◆大本義幸インタビュー・「豈」創刊のころ()  聞き手 関 悦史 86

連載  私の履歴書⑧ まだ女鹿である朝のバタートースト 大本義幸 88

◆作品Ⅲ  関 悦史 89 妹尾 健 90 高橋修宏  91 高橋比呂子92 田中葉月 93
筑紫磐井 94 照井三余 95 夏木 久 96 新山美津代 97 萩山栄一 98
秦 夕美  99
「豈」58号読後評 褻の旅人 川名つぎお 100   (さまよ)えばハイク 秦 夕美 102

作品Ⅳ 羽村美和子 104 早瀬恵子 105 樋口由紀子 106  福田葉子 107  藤田踏青 108
 藤原龍一郎 109 堀本 吟 110 真矢ひろみ 111

書評 髙橋比呂子句集『つがるからつゆいり』評 松下カロ 112
  小池正博句集『転校生は蟻まみれ』評 柳本々々 114
 夏木久句集『神器に薔薇を』『笠東クロニクル』評 秦 夕美 116

作品Ⅴ  森須 118 山上康子119  山﨑十生  120 山村 嚝 121  山本敏倖 122

  わたなべ柊 123   亘 余世夫 124

招待作家作品より一人一句を以下に挙げる。

儀式ですセロリの裸洗うのは          金原まさ子
月光を浴び向日葵は青く照る          川嶋健佑
「見えない戦争」「見える戦争」水中花     冨田拓也
どの夏となく来て淡し一枚田           堀下 翔 







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