2017年9月24日日曜日

山本敏倖「吊し柿まだ抵抗の色残す」(第138回「豈」東京句会)・・

 

             
 昨日は、隔月開催の第138回「豈」東京句会(於:白金台いきいきプラザ)だった。同人以外の方々の参加もあって、少し雰囲気が変わって活き活きだった。
 以下に一人一句をあげておこう。例によって、純一句は画像で・・・(愚生にはパソコンでの円形にする入力技術がないので)。

 ← 鈴木純一
 

  からだ半分ひぐらしの湿りかな      吉田香津代
  鳳作忌ぼくの体は今も海         羽村美和子
  寝入らんと月光の橋渡りたる        福田葉子
  方眼紙にかくれる鈴虫の闇         山本敏倖
  初しぐれ白墨で描く経絡図         堺谷真人
  こころにも一枚羽織る逢瀬かな       早瀬恵子
  前例のない五体となりて休暇果つ     小湊こぎく
  夜明けの雨秋のかけらが寺山的       小町 圭
  覗かるや内視鏡にて我が秋思        猫 翁
  それぞれが辿りつく闇曼珠沙華       佐藤榮市
  人違ひされてにこにこ敬老日        渕上信子
  矛か楯か脊椎動物ってか         川名つぎお
  つかのまを草木に消え初嵐         大井恒行

 次回は、例年通り一足早い忘年句会、11月25日(土)午後2時から、雑詠2句持参。
午後5時頃より忘年会。場所はいつもと変わって府中市グリーンプラザ・地下1F集会室(京王線府中駅直通歩1分)。遠路の方々からも参加予定があります。皆さんお出かけ下さい。



            ホトトギス 撮影・葛城綾呂↑

           
  
  
  
  
   

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