2020年12月3日木曜日

有賀眞澄「燭の火を慚愧と思ふつららかな」(『風のはふり』)・・・


 有賀眞澄『風のはふり』(虹蜺社)、同封されていたのは、以下に紹介する個展案内である。興味をお持ちの方は、お立寄りあれ(本日より10日間開催)。愚生は、申し訳ないが、諸般の事情あって、蟄居の身なれば、はるかに成功を祈っている。 


 有賀眞澄¨古希颪 愛密集¨

 EXHIBTION

 あすみまかる拠ってひと夜さひとよ霧

  2020.12.3.Thu→12.13.Sun(open)13:00→20:00

 ART SPACE ZONE

 1510064 渋谷区上原2-47-18 3F

 TE:03-5790-8388

 Access 小田急線・地下鉄「代々木上原駅」下車南口より徒歩4分





 ともあれ、A3を畳み込んだ豆本風句画集『風のはふり』より、以下に幾つか句を紹介しておこう。


  風花や寝首むくろをふと思ふ      眞澄

  雪迎へ漢は号泣しかできぬ

  骨酒や死後まで続く回し飲み

  雪眼して蕊にやさしいメス捌き

  ひとりでにひとり死にます春の土手

  まくなぎやここやあそこがまへうしろ

  のりしろやてくてく霧の桟橋へ



         鈴木純一「びんぼうもへくそも来たれ冬日和」↑

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