本日、18日(金)午後は、現代俳句講座・第7回「金曜教室」(於:現代俳句協会会議室)だった(講座風景の写真を撮り忘れたので愚生の美しくない清記用紙兼選句を公開)。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。
木枯やことば殺がれて立つ一句 山﨑百花
蹴られても踏まれても温しゆたんぽ 林ひとみ
狐火を信じモーゼを信ぜざる 赤崎冬生
封じ手を開く枯野道いっぽん 鈴木砂紅
三寸の熊手袂に神谷バー 宮川 夏
枯野でも自己中心のフラフープ 川崎果連
一日の終点であり焼鳥屋 白石正人
パチパチとたき火よ我に話しかけ 植木紀子
十日夜睨みにらみて三枡紋 岩田残雪
落花生BARカウンター転がる夜 武藤 幹
一雨の遥か遠くの冬化粧 杦森松一
食道のような路地裏金魚行く 石川夏山
手にのせて見す無花果を卒哭忌 大井恒行
その他、愚生のみが採った句を以下に記しておこう。
秋空にかけて白々「大根の月」 植木紀子
短日や誰にも言はず鬼遊び 白石正人
次回、12月16日、第8回「金曜教室」の課題は、「平仮名のみ」の句一句と、「カタカナ+漢字まじり可」の句を一句、計2句持ち寄り。
撮影・鈴木純一「柊の白や香りや亡き友は」↑
0 件のコメント:
コメントを投稿