書・清水正之↑
今日は最初から閑話休題気味に愚生の話である。
愚生は週2~3回だが、府中市シルバー人材センターの請負事業のひとつ、府中グリーン・プラザの施設管理業務のために働いている。過日そのシルバー人材センターの展覧会(第6回ふれあい作品展)があって、その折、職場の先輩の書を見る機会があった。すこし話をしていたら、山頭火が好きなのだ、と言って、財布からいくつかの句をメモしたものを見せられた。愚生が俳句をやっているという話もして、実に有り難いことに、愚生の幾つかの句を書いて下さったのだ。
その句が上掲の句である。
以下のものは、頂いてから部屋に架けてあるものだが、記憶によると「炎環歳時記」に攝津幸彦の句を掲載するために句の確認をされた方が、お礼にわざわざ描いて下さった葉書大のものである。裏書に「佐藤良重 2008.1」とあるから、すでに9年前のものである。こうしてて眺めてみると、自分の句すら忘れる質の愚生は、こういう句も書いていたのか(ボクじゃないみたい)、なかなかいい句だけど(冗談ですが)誰の句?というけっこう不思議な感覚にとらわれることがあるのである。
そういえば、今日はメーデーだ・・・。
絵・書とも佐藤良重↑
ともあれ、いただいた書と絵の句を以下に改めて書き写し、贈って下さった方への御礼としたい。
鳥帰るやがて孤影の紺世界 恒行
冷房電車読み継ぐは波郷伝
千羽鶴その目幾万幾億や
されど雨されど暗綠 竹に降る
つち るると降り るると降る 春
春近き石のおもてを山の水
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