2017年7月14日金曜日
長谷川つとむ「春の夢きものどころに集れり」(「黎明俳壇」第一号より)・・
「黎明俳壇」第一号(黎明書房・定価500円)、第一号には第1回~3回までの投句による募集結果、入選句が発表・掲載されている。
表4の案内には、第4回~6回まで隔月の募集期間と発表が掲載されている(当面の第4回は7月31日までが募集期間で、発表が9月1日)。投句料は無料。投句先は黎明書房内・黎明俳壇 係宛、選者は黎明書房社長にして俳人である武馬久仁裕。
ブログタイトルの句の作者・長谷川つとむは102歳(1915年6月18日生まれ)。本誌コラムには「102歳の健康法~人生を楽しく生きる~」とあって、その秘訣が三つ書かれていて、その③には、
いわゆる〈寝たきり〉になるのがイヤで杖をついてゆっくり歩いています。温泉好きですのでデイサービスに一週間に二度送り迎え付きで通っています。
とある。総ページは24ページながらカラーで読み易く、エッセイも永井江美子「俳句の森散歩」、医学博士・古井倫士「いにしえの頭痛診断」、水戸志保「近代と俳句①-文学者達の俳句観」など充実。武馬久仁裕は絵手紙ふうの「選者詠」、「添削講座」、「『野ざらし紀行』の跡を、名古屋に訪ねよう」、「漢字で読む俳句の楽しさ」など、八面六臂活躍ぶりである。今のところ名古屋地方で、シニア限定の感じであるが、「刊行のご挨拶」に、
小社の脳トレーニング書の読者のご要望に応え、昨年12月に、シニア対象の黎明俳壇を開設いたしました。
とあった。その脳トレーニング研究会編で先日、本ブログで紹介した『クイズで覚える日本の 二十四節気&七十二候』(黎明書房・1500円プラス税)が出たばかりだ。
因みに、「黎明俳壇」第一回から第3回までの特選句と選者詠各一句を以下に紹介しておこう。
遠き日と同じ色した毛糸編む 安城市 沓名美津江 (第1回)
生れてからずっと戦争ひなまつり 碧南市 飯伏テミ (第2回)
桜吹雪分け校門の女学生 安城市 杉浦文子 (第3回)
光年の先の私の秋桜 選者詠「秋」 武馬久仁裕
いずれも、詳細は黎明書房ホームページをご覧下さい・・・
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