2017年7月7日金曜日
高橋比呂子「小暑かなよしこの笑窪ころころす」(『クイズで覚える 日本の二十四節気&七十二候』より)・・
脳トレーニング研究会編『クイズで覚える日本の二十四節気&七十二候』(黎明書房・1500円+税)、本日7月7日、新暦の七夕は二十四節気の小暑に当たり、この日から暑気に入るという。
俳人にしたところで、細かい読み方、特に七十二候のものなどはいちいち覚えてはいないだろう。しかも、それぞれは、日本流に書き改められているので、その読み方も、ものの本によって少しずつ違う。そのあたりの定義について本書は、「二十四節気」は『暦便覧』(天明7年「1787年」)を、七十二候の読み方は(訓読み)は、『明治七年 甲戌太陽略歴』(1874年)に拠ったと示している。何よりも二十四節気と七十二候のことについて、明解に「はじめに」で述べている。
1年を4つに分けたのが四季です。1年を24に分けたのが二十四節気です。二十四節気をそれぞれ3つに分けたのが七十二候です。季節の移り変わりがそこに示されています。それらは1年の太陽の運行を等間隔に分けたものです。しがって、月の運行を基準にした太陰暦ではありません。太陽暦です。
それらを「入門クイズ」「二十四節気クイズ」、その節気のなかに「七十二候のクイズ」も入れてあり、それぞれの例句、例歌が掲載されている。最後のページまでたどりつくと、「漢字パズル」や「クロスワードパズル」などを含む「卒業クイズ」が用意されている。
諸兄姉はどれくらい、確実に知り、覚えているのかを試してみてはいかがだろうか。選択式クイズなので、消去法などを駆使すれば、フツーの人ではない、ハイジンならばけっこう高くいい点数が取れるだろう。
因みに本日の小暑のページの最初の部分は以下のように記されている(30ページ)。
「二十四節気クイズ⑪『小暑の次はどんな日?』7月7日~7月22日頃」
夏至から15日ほど経ちますと、二十四惜節気の11番「小暑(しょうしょ)です。もうすぐ梅雨明けの頃です。いよいよ本格的な夏です。では、問題です。
①小暑の次は中暑がくる。〇か✖か?
②小暑の次は、もっと暑い大暑が来る。〇か✖か?
③小暑から立秋の前日にかけて、暑中見舞いを出す。〇✖か?
とあり、見開きの隣のページ(31ページ)には、
「七十二候クイズ」
「小暑」の期間にある七十二候は、ほぼ5日ごとに順に次の3つがあります。
①「温風至」 ②「蓮始開」 ③「鷹乃学習」
では、問題です。2つから正しい方を選んで下さい。
①「温風至」とはどんな時でしょうか?
イ 太陽が照りつけ風を温める時
ロ 暖かい湿っている風が吹いてくる時
問題の解答は巻末に記されている。興味のある方はお買い求め下さい。
因みに「文学で味わう二十四節気」「文学で味わう七十二候」の執筆者は武馬久仁裕、1948年愛知県生まれ。
ドライフラワーふうになったハゴロモジャスミン↑
撮影者・葛城綾呂
0 件のコメント:
コメントを投稿