本日は第3回「きすげ句会」(於:府中市中央文化センター)、いつもの生涯学習センターが休館日のため、中央文化センター第5会議室で行われた。生まれたばかりの句会だが、4月から始まる府中市生涯学習センターでの春季講座「現代俳句」にも多くの方が申し込まれているらしい(定員15名)。今回は、世情もあって、ロシアによるウクライナ侵略に取材した句も多く見られた。出句は3句でその内一句の兼題は「和」である。以下に一人一句を紹介しよう。
「和」よ踊れ墨たっぷりの筆走る 久保田和代
前進を不意になめくじ止(や)めて死す 濱 筆治
春色の和菓子携え野辺遊び 山川桂子
一枚の写真で祝う雛祭り 杦森松一
一駅を歩いて嬉し土筆摘む 壬生みつ子
涙して和平叫べり雪の果 井上治男
春風に奏でる平和プーチンに 大庭久美子
春の宵とちおとめたちジャムになる 井上芳子
稲畑汀子の旅立ちを哭く二月尽 清水正之
されどウクライナ和と言えば春愁い 大井恒行
次回は4月14日(木)13時30分~16時。雑詠2句+兼題は「蛙」、計3句。
撮影・中西ひろ美「後輩や卒業の法螺貝のやうだね」↑
0 件のコメント:
コメントを投稿