永井画廊 5F 春画展
銀座永井画廊(4・5・8F)で開催されている(~12月23日迄)銀座「春画」展の主な内容は、案内チラシを引用すると「
春画を見る、艶本を読む」と葛飾北斎の作画による二人の女性の性遍歴を滑稽なほどの物語に仕立てた「
『萬福和合神』の世界」である。会場は、まだ、愚生は見ていないが大混雑らしい永青文庫「春画展」とは大いに違い(たぶん、規模も違うだろうが、それにしても、ぞろぞろ大勢で春画を眺める光景を想像すると少しばかりぞっとしないでもない)、空いていてゆったり鑑賞し、タブレットを操作するとゆっくり本が読めるのである。5Fは写真撮影もOK.。
それと江戸時代を含めて、やはりというべきか権力者の側からは、常に弾圧の対象であったことも歴史的事実として紹介されている。
また、当時の性具(陰陽瑞喜・女嶋互形・小乙女針形・薬の香閨不老丸・お香など)の図なども民俗としての興味も湧こうというものである。
この春画展の主催は銀座「春画」展実行委員会、監修は石上阿希(国際日本文化センター特任教授)、企画協力に浦上蒼穹堂・立命館大学アート・リサーチセンター・立命館大学細井研究室。
また、巷では、永青文庫「春画展」に関わる週刊誌のグラビア記事の掲載などを巡って、警察から要請が来ている週刊誌も数誌あって、週刊文春の編集長の休養までが報道されている。
春画・艶本の類は江戸時代も今も表向きの社会からは排除されてきたことは事実であろう。
かつて、芸術こそ猥褻だという言があったが、それで何がいけないのだろうか。
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