大井恒行の日日彼是

-BLOG俳句新空間-Annex

2017年5月31日水曜日

渡邉樹音「ゲルニカの模写新宿の薄暑かな」(『琥珀』)・・

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 渡邉樹音句集『琥珀』(深夜叢書社)。平成十五年から平成二十八年までの作品から二百句を収録している。最近の句集の収載句数の多さには少し辟易させられるところがないではないが、本集の二百句はほどよい句数だろう。琥珀色を基調としたシンプルな装幀、その帯に松下カロは収載句の在り様...
2017年5月28日日曜日

山本敏倖「どくだみやここからここまでは心臓」(「豈」第136回東京句会)・・

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          昨日は、隔月開催の「豈」第136回東京句会(於・白金台いきいきプラザ)だった。前日の雨も止んで、過ごしやすい気候の一日だった。例によって愚生の句に点は多くは入らず一点のみ。今に始まったことではないが、かつて攝津幸彦の俳句だって、句会ではあまり点数が集中して...
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2017年5月26日金曜日

竹岡江見「B29爆撃の春忍び逢ふ」(『先々』)・・

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竹岡江見第三句集『先々』(邑書林)、序に小川軽舟は言う。    先々の面白からむごまめ噛む     江見  私がこの句から句集名をとることを江見さんに勧めたのは、この句が江見さんの姿勢をよく表していると思うからだ。そろそろ人生の最終カーブに差し掛かって、なおそのカ...
2017年5月25日木曜日

中永公子「誰もが知ってて サラダボールに死の灰降る」(『星辰図ゆるやかなれば』)・・

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 中永公子『星辰図ゆるやかなれば』(ビレッジプレス)。謹呈用紙ではなく、名刺が挿まれていた。それには「HAIKU ARTIST 中永公子」とあった。本書は一般的には句文集ということになるのだろうが、投げ込みの栞文は、堀本吟「喪失が再生の契機である・・・中永公子の芸術的スタ...
2017年5月24日水曜日

秦夕美「てちがひもほどよき数か蛍狩」(「俳句界」6月号)・・

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「俳句界」6月号のメイン特集は「『 俳句に詠もう 季節の鳥 』-春夏秋冬の鳥をカラー写真で解説・例句付き」とあって、論考は小杉伸一路「探鳥楽しみ」と坂口昌弘「鳥に執した俳人」。季節の鳥の方は50羽近くがカラー写真で鳴き声が吹きだしで付いている。例句もあって見ても読んでも楽...
2017年5月23日火曜日

山口昭男「麦秋や土よりはがす鳥の影」(『木簡』)・・

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山口昭男『木簡』(青磁社)、集名は以下の句から、    木簡の青といふ文字夏来る      昭男 平成22年に「秋草」を立ち上げてから7年とあり、「あとがき」には、  「 秋草」七年の三百八十八句をまとめ、第三句集を『木簡』としました。 (中略)  これから...
2017年5月22日月曜日

関悦史「報道自由六十一位目借時」(『花咲く機械状独身者たちの活造り』)・・

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           俳句ユニットSST(榮猿丸・関悦史・鴇田智哉)↑            御礼の挨拶・関悦史↑            花束贈呈の宮﨑莉々香↑           左後ろにちょこっと写っているのは、ふらんす堂・山岡有以子...
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