今日は奇数月開催の「豈」第140回句会だった。先日の雪は路面に凍り付いていまだ極寒。都内でも連日最低気温はマイナス、愚生の府中市は先日はマイナス8.4度を記録した。また、インフルエンザの流行で、予防接種をしていても罹患してしまったと嘆きの休みになった人もいた。出席を欠かされたことのない福田葉子さんも腰を痛められたという。皆さんのご回復を切に祈る。
ともあれ、一人一句を以下に紹介しておこう。
紛失の赤い手袋から電話 小町 圭
その筋の雲であるらし冬うらら 佐藤榮市
雪晴の最上階は鼻中隔 堺谷真人
日の丸とプルトニウムの淑気かな 猫 翁
寒晴の深さ曳きあう他我と自我 川名つぎお
戌笑うもふもふもふの犬紳士 早瀬恵子
雪の降る向かふ雪舟抜け出して 吉田香津代
初市やプリマのやうに泣く迷子 渕上信子
ボタンのかけ違い北風ふさぐ 小湊こぎく
胸騒ぎする凧揚げていて今朝の 大井恒行
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