昨日は、隔月奇数月開催の「豈」第134回句会(於・白金台いきいきプラザ)だった。「豈」句会では珍しいことだが、ブログタイトルにした句に得点が集中し、最高得点句となった。
一人一句を以下に挙げておこう。
別宇宙が呼ぶ銀河系のぼくを 川名つぎお
帰思きざすまでをまどろみ鴨の陣 堺谷真人
落椿身ぬちに記憶の戦火はも 福田葉子
仮面動き滝きさらぎを落ちにけり 佐藤榮市
寒夕焼すれちがってゆく昇降機 小湊こぎく
待たされてゐる手にコートの釦穴 吉田香津代
風韻の炭あるところ母のあり 早瀬恵子
枯蓮勧進帳に加えおく 羽村美和子
人ぞ知る海ぞ知る地ぞ核の冬 大井恒行
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