2016年3月26日土曜日

早瀬恵子「五感よりおろしたてなる春の色」(「豈」129回東京句会)・・・

            

本日は、隔月の「豈」東京句会(第129回)だった。毎年三月の最終土曜日は、例年のことながら現代俳句協会の総会と重なり、出席者は少ないのが通例になってしまった。愚生も私事にて参加できなかったので、本ブログのために、当日句を早速メールで送稿してもらった次第。
人数は少なかったが、鈴木純一の司会のもと、全句に丁寧な批評が行われ、少人数の良さがでた、いつになく充実した句会で、学ぶことが多かったとのコメントも記されていた。桜の花は開花宣言以後の冷え込みでその後の開花が遅れているという。皆さま、風邪など召されませんようにご自愛祈念!
というわけで、参加者5名の一人一句を以下に・・・

    五感よりおろしたてなる春の色              早瀬恵子
    手に取るや髪解(ほつ)れいる姉の雛     福田葉子
    おぼろげに月漕ぎ出でて伊勢うどん          鈴木純一
    春野菜三温糖が抜きんでる                小湊こぎく
    時は逝く原節子さん鎌倉の波               岩波光大


           

閑話休題・・・

ところで、次号「豈」59号ことですが、58号奥付では3月末原稿締め切り、7月上旬発行予定と「◆あとがき◆」に記してありますが、諸般の事情で、今年はどうやら、今年中に一冊を出せるかな?・・といったペースになってしまっています。まずはお詫びを申し上げます。企画の大筋はすでに決まっているのですが、ひたすら進行が遅れにおくれているという次第です。というわけで、いつものように原稿依頼状が各同人・諸兄姉に届いてから、正式な原稿締め切りも告知になりますので、ご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします(実は、二、三の同人の方から問い合わせ、または既定の作品+エッセイの原稿が届いています)。
「俳句新空間」では季刊による、「俳句空間ー豈」誌へのフォローの発行が予定通り進行すると思いますので、ご協力をお願いいたします(「攝津幸彦時代の「豈」には、3年間発行せず、というのもありましたが、さすがに、それは今回はないと思います)。


           

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