「俳句人」NO.657(2015年鑑)には、愚生が、毎号楽しみしている連載記事がある。
それは報道カメラマン・石川文洋の「人生の転機ー七十七歳、まだ現役カメラマン」である。
石川文洋は沖縄出身、といえば、愚生は、今、若き俳人にして、沖縄の写真を撮り続けている豊里友行を思い浮かべる。是非とも、石川文洋のようなカメラマンになってもらいたいという愚生の無いものねだりもないわけではない。
今回の石川文洋の写真は昨年11月19日、沖縄キャンプシュワブゲート前に座り込んだ人々を強制排除する機動隊のシーンを撮影したものだった(その昔、愚生もわずかな時間そこに座り込んだこともあった)。それには、
辺野古には警視庁機動隊が派遣されていた。三日間で1000枚くらい撮影した。二〇一六年も現役カメラマンを続ける。
とあった。また本誌の物故者欄に「山口剛(10/13・66歳・岩手)」を見つけ、改めて、愚生よりも若き死を悔やんだ。
以下に、新春詠と題された中から一人一句を・・(遅ればせながら)。
黄に燃えて銀杏は夜もデモを鼓舞 石川貞夫
火炎壺から精霊の舌凍星へ 田中千恵子
金子兜太さんより電話いただく 折しも
アベ政治許さぬ揮毫はがね墨 望月たけし
0 件のコメント:
コメントを投稿