2019年12月5日木曜日

西田克憲「遊ぶほど透け冬麗のこどもたち」(「第4回浜町句会」)・・



 本日は第4回浜町句会(於・中央区浜町区民館)だった。忘年会兼ということだったが、愚生は事情在って、中座した。遠方、宇都宮から来られた方もおられた。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。当日の席題は「レノン忌」。


  あ、あれは天(あま)の鳥船雪虫が舞ふ   鳥居真里子
  夫の鼻低く冷たしレノンの忌         市原みお
  逐電や枯野を出でて北千住          福田鬼晶
  大海鼠買ふ剥きだしの母の嘘         西田克憲
  四回の着信履歴雪をんな           枝 白紙
  デモ隊の黒きマスクやレノンの忌      星野乃梨子
  午後の陽のけたりけたりと枯はちす      三輪 遊
  いつの日かさらわれる子の冬青空       林 真理
  海荒れて海鼠どこまではひずるか       白石正人
  外套に踏ん切りつかぬ身を包む        岡田幸子
  電卓を〇に戻して窓の雪           山田友樹
  レノン忌まぢか撃たれ斃れしは哲       大井恒行




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