「豈」62号が出来上がってきた。数日後には、皆さんの手元にも届くと思う。ほぼ一年に一度の刊行ペースになっているが、まさに周回遅れで、恐縮だが、第5回攝津幸彦記念賞の発表である。次号と言っても、一年後?になるだろう63号で、詳細を報告する。そして「豈」は創刊40周年を迎える。
第5回攝津幸彦記念賞決定のお知らせ
第5回攝津幸彦記念賞にご応募いただきまことに有り難うございました。
お知らせが遅れ大変恐縮に存じますが、以下のように第5回攝津幸彦記念賞を決定いたしました。慎んでご報告申し上げます。(副賞も些少ですが出せることになりました)。
★第5回攝津幸彦記念賞 正賞
(副賞3万円・葛城綾呂氏寄贈による攝津幸彦句集『鳥子』『與野情話』)
打田峨者ん
(東京都在住・69歳)☆ 凖賞(副賞1万円) 佐藤 りえ
☆ 〃 ( 〃 ) なつはづき
*正賞、凖賞については「豈」62号(10月6日発行)に応募作全作を掲載させていただきます。
参考までに、62号の特集その他目次を以下に挙げておこう。発売元・邑書林。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
‐俳句空間‐「豈」 (62号) 目次 表紙絵・風倉 匠
表紙デザイン・長山真
◆第5回攝津幸彦記念賞 正賞 「我が命名罪」打田峨者ん 2
同 準賞 「リクビダートル」佐藤りえ 4
「ぴったりの箱」なつはづき 6
◆新鋭招待作家作品 「蕗を煮る」大西 朋 8 「渚」福田若之 9
◆ 特集 現代俳句の古い問題「切字と切れは大問題か」
切字とは何か、何だったのか 川本皓嗣 10
「切れ」よ、さらば 仁平 勝 16
自句自解切字之弁 高山れおな 18
「切字・切れ」よさようなら、「文体」よ今日は 筑紫磐井 22
◆作品Ⅰ 井口時男 27 妹尾健太郎 28 仙川桃生 29 冨岡和秀 30
干場達矢 31 飯田冬眞 32 池谷洋美 33 池田澄子 34
丑丸敬史 35 大井恒行 36 大橋愛由等 37
◆特集 現代俳句の古い問題「新しい視点から」
「西洋流俳句」を現代アートに拡げる 小野裕三 38
絵画と言葉―その幸福と不幸の凡例抄 松下カロ 40
俳句の考古学―〈縄文〉をめぐる断章 髙橋修宏 42
◆作品Ⅱ 岡村知昭 45 加藤知子 46 鹿又英一 47 神谷 波 48 神山姫余 49
川名つぎお 50 北川美美 51 北村虻曳 52 倉阪鬼一郎 53 小池正博 54
小湊こぎく 55 五島高資 56 堺谷真人 57 坂間恒子 58 酒巻英一郎 59
◆特集 大本義幸追悼〈「黄金海岸の日々」〉
となりの町のお嬢さん 小西昭夫 60
大本義幸 カオスの原質 丸山 巧 62
冷えない、声。 岡村知昭 64
「仮の世界」への志向と或る断念 冨岡和秀 66
大本義幸さんのこと 妹尾 健 68
大本さんの手紙と最後の声 樋口由紀子 69
大本義幸の「我」と「われわれ」-夢の底の村を出て それから― 堀本 吟 70
◆作品Ⅲ 佐藤りえ 74 杉本青三郎 75 関根かな 76 妹尾 健 77 高橋修宏 78
髙橋比呂子79 高山れおな 80 田中葉月 81
◆特別寄稿 父祖の地のいろは坂にもヤマツツジ―我がルーツと俳句― わたなべ柊 82
◆作品Ⅳ 筑紫磐井 84 椿屋実椰 85 照井三余 86 中村安伸 87
夏木 久 88 萩山栄一 89 橋本 直 90 秦 夕美 91
羽村美和子 92 早瀬恵子 93
◆書評 佐藤りえ句集『景色』評 今泉康弘 94
夏木久『風典』評 黒川智子 96
樋口由紀子『めるくまーる』評 高柳蕗子 98
倉阪鬼一郎『怖い短歌』・『俳句ねこ』評 大井恒行 100
◆作品Ⅴ 樋口由紀子 102 福田葉子 103 藤田踏青 104 渕上信子 105
堀本 吟 106 真矢ひろみ 107 森須 蘭 108 山﨑十生 109
山村 嚝 110 山本敏倖 111 わたなべ柊 112 亘 余世夫 113
◆「豈」61号読後評 ソドムの灰燼 椿屋実椰 114
浅い照射 妹尾健太郎 116
撮影・葛城綾呂 小とら・片想ひ クロさん~↑
0 件のコメント:
コメントを投稿