府中市生涯学習センター春季講座「現代俳句」第5回(最終回)、事前に有志の方は、隣の府中市美術館・府中の森公園を散策して、ミニ吟行を試みられた。それで句会をした。
終ってのち、短時間であったが、下のレストランでコーヒータイム。きすげ句会にも参加されるという方がいらした。さて、秋季講座「現代俳句」が開催されるかどうかは、いまのところ、まだ不明である。ともあれ、はじめて、特選も入れての句会だったが、以下に一人一句を挙げておきたい。句会風景の写真は撮り忘れてしまったのでご容赦下さい。
あぢさゐの染めかはる毬雨催ひ 中田啓子
青葉闇過去遡る古時計 久保田和代
大渦をうがち龍となる桐古木 山川桂子
新緑の間に間に青の囚われり 高野芳一
雨あがる匂い誘われくちなしの花 井上芳子
梅雨晴れや人の歩みもせわしなく 泰地美智子
捩じられて捩じれしままの捩じ花よ 寺地千穂
やっとここまだ行く気なの?雲の峰 濱 筆治
かるがもがわがもの顔のビデオトープ 清水正之
かるの子の五羽が育つや池狭し 壬生みつ子
一二三四五(ひふみよい)紫陽花の青数へけり 井上治男
ぎゅうぎゅうと我が物顔に七変化 杦森松一
梅雨晴れ間「おかえりやさしき明治」展 大井恒行
では、皆さん、縁があったまたお会いしましょう。それまで、お身体大切に・・・。
撮影・芽夢野うのき「駆け出してみよその闇を鴨足草」↑
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