奇数月の第4土曜日は「豈」東京句会(第119回)である。
猛暑日だった。
「豈」56号は先週19日に校了にしてあるのだが、印刷所の都合などで、どうやら、出来上がるのが8月7~8日くらいになるらしい。ともあれ、お手元に届くまで、しばらくお待ちいただきたい。
それでは、句会参加者一人一句。高点句から・・・
仏にも非常口ある暑さかな 山本敏倖
立葵昇りつめた先がない 羽村美和子
ちよつと魔がさし膕に汗たまる 吉田香津代
垂直に今夜も呼びにくる守宮 小湊こぎく
下京や水はねこぼす鱧の桶 堺谷真人
皺(しぼ)
の背や麻のスーツの吹かれおり 早瀬恵子
鳩吹くや齢重ねて別の夜 福田葉子
こつこつと一本道を来る酷暑 川名つぎお
あはれみ【憐憫】命限りなく無限に近づけた時
それがシシトウの花となす角度 鈴木純一
白馬より抜け出してゆく揚羽蝶 大井恒行
サンゴジュ↑
0 件のコメント:
コメントを投稿