いつもながら、そろそろ呆けはじめた愚生のお詫びの言からはじめたい。
表2にいただいた渡部伸一郎追悼の渡邉樹音氏「秋の蝶」の玉文をいただきなら、お名前を表紙に記すことを失念したことと、寄稿者住所にも漏れてしまったことについて、まずはお詫び申し上げる。
また、前号56号の石母田星人氏の「五島高資小論」は、2行脱落を補って再掲載されている。
今号の主な内容は、
特集・安井浩司『句篇』シリーズ・・・
特集・安井浩司『句篇』シリーズ・・・
・曾根毅「『句篇』シリーズ読後随想」、竹岡一郎「安井浩司、あるいは炎上する世界の観照」 他。
特集・「俳句と歴史」・・・
①戦後俳句を読む 仲寒蟬「場末の椅子」他。
②戦争と俳句 樽見博「戦争と俳句について」他。
③リアルでホットな俳句 網野月を「ポストモダンの系譜」、小野裕三「バーチャルでクールな俳句」、黒岩徳将「赤と青」、澤田和弥「現在という二十世紀」、西村麒麟「十年ほどの話」、堀田季何「リアルでホットであること」、堀下翔「福田若之の往還」。
書評・本田信次「高橋修宏詩集『MOTHER HOTEL』」他。
渡部伸一郎追悼・渡邊樹音「秋の蝶」。
56号の再掲載訂正「特集・第三次『豈』の新撰世代」 石母田星人「五島高資小論」。
招待作家・金原まさ子、曾根毅、冨田拓也から句をいくつか紹介する。
てのひらの死蛍を流木へ移す 金原まさ子「パラパラ」
火のなかの鶴見殺しの二日月
けものの声で桜がわらうむふむふと
鏡餅そっくりな顔集まれり 曾根 毅「祝箸」
ビル内の壁に化石や梅雨の冷え 冨田拓也「微光」
◎第3回攝津幸彦記念賞募集(「豈」創刊35周年記念)
・内容 未発表作品30句(川柳。自由律・多行も可)
・締切 平成27年10月末日
・応募 郵便に限り、封筒に「攝津幸彦記念賞応募」と記し、原稿には、氏名、年齢、住所、
電話番号を明記。(原稿の返却はしません)。
・選考委員 関悦史 筑紫磐井 大井恒行
・発表掲載 「豈」及び「俳句新空間」
・送り先 183-0052 東京都府中市新町2-9-40 大井恒行 宛
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