今日は、隔月の「豈」171回の東京句会。愚生の住む多摩ではまだ昨日の雪が道路に残り、
夜、その雪は、日陰の道で凍てついていた。
以下に当日の一人一句を記す。
初蝶のかの一頭はダリの髭 福田葉子
感覚を束ね目覚める雪の音 杉本青三郎
はくてう【白鳥】同じものと等しい
ものは互ひに舞ふ 鈴木純一
湯たんぽに着せる豹柄ひつじ組 吉田香津代
葉ぼたんの耳鳴り皇帝円舞曲 羽村美和子
雪の白テロの黒い血占うて 岩波光大
東京焦土層に雁首と釘 川名つぎお
発熱の吾も乗らんにいかのぼり 堺谷真人
お降りに助六さがる路地の見得 早瀬恵子
山は尿りトリュフの脳は遠浅に 無時空
黒き白き鳥すさぶ日の大和かな 大井恒行
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