2015年9月26日土曜日

川名つぎお「日だまりの石を記憶の秋の蝶」(「豈」東京句会)・・



隔月最終土曜日は「豈」の東京句会(第126回)である。
以下に一人一句を・・


   草は穂に廃村国道むら雀         川名つぎお
   秋の空理由もないがやまびこ      小湊こぎく
   すれ違うだけなのに白さるすべり    吉田香津代
   金木犀戦ぎはじめるさびしい手     羽村美和子
   沐浴の父に月光脆く差す         福田葉子
   月山に月読男出でませり         早瀬恵子
   曼珠沙華茎根凶変たなごごろ       照井三余
   目覚めてはアルツハイマー〇の中      岩波光大
   白秋の鳥いる朝のひかりかな      大井恒行

次回11月28日(土)は恒例の忘年句会(場所は従来の白金台いきいきプラザではなく、白金高輪「インドール」・・・(それまでには攝津幸彦記念賞も決まっているでしょう)。  


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