本日は、第11回ことごと句会(於・ルノアール小滝橋店)だった。雑詠3句に、兼題は「馬・駒」。以下に一人一句を挙げておこう。
畦道を桂馬跳びして冬来る 銀 畑二
良い人で終わる小春の縞馬と 渡邉樹音
太刀魚に鬱の息子と秋空と 照井三余
避難所に柿剥く人や正座して 武藤 幹
黄黄黄黄黄駒場の秋のオノマトペ 江良純雄
日の射すや神馬玄冬古びつつ 大井恒行
★閑話休題・・第56回現代俳句協会全国大会・・・
句会を終えた後、第56回現代俳句協会全国大会(於・東天紅)、午後5時からの懇親会に間に合うよう足を延ばした。文化功労者・宇多喜代子の祝意の挨拶(上掲写真)を聞いて、久しぶりの方々、そして、世代交代著しく、若い世代と歓談したが、愚生は、長時間、家を留守にもできないので、中座させてもらった。現代俳句大会賞は、
津波知るものばかりなり磯菜摘み 秋田市・ 和田 仁
湯冷めするように昭和が遠くなる 足柄上郡・ 尾崎竹詩
題詠「令和」の部は、
鍬の柄に令和元年夏と記す 若松市・ 湯田一秋
梅干して昭和九十四年かな 豊島区・ 樋口昇る
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