本日、11月11日(木)午後2時~、府中市生涯学習センター秋季講座第3回目であった。講座風景は撮り忘れたので、看板と一階食堂からの風景にする(帰りに30分程、コーヒーで歓談)。前回の宿題は2句持ち寄りのうち、一句は「朋・友」の言葉を入れて、無季句作ってくることと、もう一句は当季(冬)雑詠一句である。
また、無季句の持ち寄りに因んで、三橋敏雄「いつせいに柱の燃ゆる都かな」と鈴木六林男「遺品あり岩波文庫『阿部一族』」の句を紹介し、かつ、鈴木六林男はおちょこでビールを飲んでいたというエピソードを話し、三橋敏雄は、航海で陸に上がると待ち受けている三鬼の飲み屋のツケをみな払っていたことなどを紹介した。もちろん両名とも西東三鬼の弟子であったことも・・・。
次回11月18日(木)は、当季雑詠(冬)2句、その内一句は「優」の言葉も入れて作句する、という宿題。ともあれ、以下に、本日の一人一句を挙げておきたい。
山里を墨絵に刷(は)いて時雨かな 清水正之
小春日や青虫の這ふブロッコリー 久保田和代
寝てばかりの犬を友とし日暮けり 井上治男
枯菊を焚きて今年の庭じまい 山川桂子
旧友は消息不明冬夕焼 長谷川和子
秋晴れに誘われ歩くあてもなく 大庭久美子
十余年公園清掃無二の友 壬生みつ子
諦念や疫禍の日々に傘寿たる 牧野玲子
笑いあい友と語らう奥多摩路 井上芳子
犬火葬骨なぞる指尻尾(しっぽ)まで 濱 筆治
ほろ酔いのこれから先は親友だ 杦森松一
朋よ朋へこの道の雲に陽が射す 大井恒行
撮影・芽夢野うのき「しのび逢いという名ではない紅いダリア」↑
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