今日、11月18日(木)午後2時~4時は、府中市生涯学習センター秋季「現代俳句講座」第4回であった。残すところ、あと一回(12月9日)の、その日は、自主的な句会形式で進めたいと思っている。本日は、当季雑詠に、言葉「優」の一語を入れた句を一句という宿題が出してあり、計2句の出句だった。講座終了後、一階のレストランで30分程度のコーヒータイムで楽しんだ。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。
抱き枕優しさ香る小春かな 杦森松一
凍る朝優しさのこし父は逝く 井上芳子
凛としてくれなひ優る冬薔薇 山川桂子
日向ぼこ「そういえばね」と母話す 長谷川和子
優れ人も憂きことのあり日向ぼこ 井上治男
冬めくと母の優しさ懐かしむ 清水正之
ボレロにのって昌磨のフィギュア冬の華 久保田和代
落葉掻き玉虫見つけ至福とす 壬生みつ子
月冴えて赤蕪照らす稲木(いなき)ごと 濱 筆治
木もれ日に赤や黄色の絨毯冬仕度 大庭久美子
冬霧に火の見櫓の昭和かな 大井恒行
撮影・中西ひろ美「奥多摩や枯れ究むまでが一入」↑
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