本日、8月25日(木)は、第8回きすげ句会(於:府中市生涯学習センター)だった。兼題の「盆」を含む3句の持ち寄りである。 以下に一人一句を紹介しておきたい。
人生の火薬をこめて花火かな 久保田和代
盆飾りさげて今宵の送り酒 高野芳一
令和なる日傘男子や薄化粧 山川桂子
人ありて笛吹く空や赤とんぼ 寺地千穂
盆踊少女のわたし輪の中に 井上芳子
かなかなと鳴き声数え急ぎ足 杦森松一
流星群さゞ波を立て海の果て 井上治男
公園を掃いて数える蝉の穴 壬生みつ子
夏バテに焼き茄子の香り腸に効く 大庭久美子
湧き立ちて朝霧の招ぶ郷の盆 濱 筆治
盂蘭盆会胡瓜と茄子のお供なり 清水正之
ひゅうひゅうと山川を来て風の盆 大井恒行
その他の句で、愚生のみが採った句に、
日付入り時計にかへて今朝の秋 高野芳一
があった。次回は9月8日(木)、兼題は「野草」。
撮影・芽夢野うのき「秋草にほどよきぬくさあり抜けり」↑
0 件のコメント:
コメントを投稿