一昨日は第186回遊句会(於;たい乃家)だった。兼題は、十二月・返り花・冬日和。
いつも句会報に逸早くまとめて送って下さる山田浩明がメールに曰く(無断引用ですがご容赦を・・)、以下に、
186回って、15年6ヶ月。よく続きましたよね。
そして、平成を超えて、まだまだ続きそうですから、目指せ、360回!!ですか?
思うだに恐ろしい。無いとは言い切れないから、さらに怖~い。
怖いもの見たさと云うのも無くもない。ゾ~ッ・・・。
とにかく皆さん、生きて年を越し、187回目の句会を迎えましょう。
どうぞ良い年を。正月休みの宿題は「椿・初笑い・目刺し」です。
というわけで、来る一月の兼題は、椿・初笑い・、目刺し、である。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。
十二月銀座四丁目の孤独 原島なほみ
公園の病(やまい)談義や冬日和 川島紘一
右傾化や世界に妖(あや)し返り花 武藤 幹
銭湯の煙まっすぐ冬日和 加藤智也
憂きことは電飾に秘す十二月 中山よしこ
十二月老いた流しの古賀メロディ 石原友夫
風呂敷に情の凸凹十二月 たなべきよみ
それぞれの「災」の字なぞる十二月 橋本 明
また今日も喪の便り来る十二月 天畠良光
冬晴れや遊女の「ほど」の乾くほど 村上直樹
その時もあなたの時です返り花 山田浩明
ままならぬ逢瀬をなげく十二月 石川耕治
猫欠伸(あくび)我も大口冬日和 石飛公也
帰り花風がひらきし朱印帳 山口美々子
風ふけて月繊(ほそ)りゆく十二月 渡辺 保
ぬくもりが水に響いて冬日和 春風亭昇吉
昼天に白き三日月十二月 横山眞弓
陽だまりに人恋しくて返り花 前田勝己
老木の割れ目に朱き返り花 林 桂子
帰り花花と知らずに咲いている 大井恒行
撮影・渡辺保 芭蕉終焉の地・御堂筋緑地帯内↑
難波別院(御堂筋前)句碑「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」
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