2019年4月13日土曜日

白石正人「木蓮の咲いてなかつた手描き地図」〈第一回「濱丁句会」)・・



 昨日4月12日(金)は、初の「濱丁句会」(於:浜町区民館)だった。ときに花時雨の空模様だったが、若い人達の胸を借りて、まだまだクタバルわけにはいかない、と思いたいという希望ばかりが激しく・・・。出句は雑詠五句+席題「浜」一句。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。

   夕永し山羊の咀嚼の描く円      椎名果歩
   花千本地球は四股を踏んでゐる   鳥居真里子
   倒レテモ喇叭ハナサズサクラサク   福田鬼晶
   厭離穢土浜昼顔のあまた這ふ     白石正人
   花過ぎの一筋の白髪を祝ぐ     加藤又三郎
   うららかや黄身真ん中の目玉焼    引間智亮
   春霖や鬼の眼強(こは)き細密画    三輪 遊
   目を閉ぢて春の光に一礼す      市原みお
   花しぐれサーカス小屋のゆやゆよん  大井恒行



        4月27日(土)「俳人九条の会」新緑のつどい↑     


★閑話休題・・・梅雨空に「九条守れ」の女性デモ・・・


 上掲の作は、さいたま市三橋公民館の「公民館だより」に掲載を拒否された句だが、昨年5月に、埼玉地裁につづき、東京高裁で「俳句不掲載は違法である」(原告・77歳・女性)という判決が出された。来たる4月27日(土)「俳人九条の会・新緑のつどい」(於:北とぴあ)では、佐高信「護憲派列伝」俳人・衣川次郎「俳句は今どう詠むか」の講演がある。愚生も呼びかけ人の端に名を連ねているので、その案内を掲載しておく。また本家本元の「九条の会」は、5月3日憲法記念日の全国総決起を呼び掛けている。以下に転載しておこう。


  安倍改憲NO!の3000万署名を達成し、
         5月3日に全国津々浦々で総決起を!

 3000万署名を中心とした市民の頑張り、野党の奮闘によって、自民党は2018年の通常国会でも臨時国会でも、改憲発議はおろか自民党改憲案の審議にすら入れませんでした。けれども、安倍首相は改憲をあきらめてはいません。去る2月10日の自民党大会において挨拶にたった安倍首相は「9条に自衛隊を明記して違憲論争に終止符を打とう」と改憲の決意を改めて表明するとともに、その焦点があくまで9条にあることを強調しました。九条の会、市民アクションをはじめとする市民の草の根のとりくみに対抗し、改憲発議・国民投票を見据えて、自民党は289の全小選挙区で改憲推進本部の設立を急がせています。(中略)
 しかし、こうした安倍自民党の改憲の企みを阻むことは可能です。通常国会での改憲発議を絶対に許さない、そして参院選で改憲勢力3分の2を許さないことで、安倍改憲に終止符を打つことができます。それには、発議を許さず選挙で改憲勢力を打ち破る立憲野党の共闘と頑張り、9条改憲は絶対に許さないという市民の運動、この2つの力が不可欠です。
 九条の会も参加して取り組んでいる3000万署名をなんとしても成功させましょう。全ての地域、職場、学園で改めて目標を再確認し、地域に入ってさらに多くの市民に声をあげてもらいましょう。
 19年5月3日の前後には、すでに各地で憲法集会が企画されています。今年の5月3日を、市民がこぞって署名を持ち寄り、安倍改憲NO!の声をあげる総決起の日にしようではありませんか。

                   2019年2月22日 九条の会



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