本日、5月19日(木)は、第5回「きすげ句会」、於:府中市生涯学習センターだった。兼題は「鮎」+雑詠2句の合計3句の持ち寄り句会、欠席投句2名だった。以下に一人一句を挙げておこう。
清流に見立てし皿に鮎の菓子 山川桂子
石苔の味知り初めし稚鮎かな 清水正之
苔の花煉瓦通りの目地埋む 壬生みつ子
茄子苗に夢のせるなり土押して 寺地千穂
夏来たる光あつめて地下壕へ 井上芳子
果てしなく平安の調べ藤棚に 大庭久美子
鮎跳ねて真珠の如く光る原 杦森松一
ヒマラヤ杉の垂直見上ぐ近未来 久保田和代
鮎上る飛沫の中へ一直線 井上治男
背ヒレ立て光るや鮎の滝に撥ね 濱 筆治
みどり濃しかげろうの日も薔薇の日も 大井恒行
次回は、6月9日(木)午後1時半~4時半。会場は、府中市中央文化センターに変更です。兼題「短夜」、当季雑詠2句の計3句出し。
撮影・鈴木純一「芍薬の雨のたのしみ後にする」↑
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