2014年5月9日金曜日
Spring Selection 2014-来場者の投票による大賞展ー
大谷清の「よろしければ清き一票を!」という案内はがきの誘いにのって、銀座「ART POINT」(~5月16日)に出かけた。清き一票ならぬ贔屓の知人優遇票を投じたのはいうまでもないが、それでも展覧された絵画作品のベストスリーと思われるものには各一票ずつ入れることになっていたので、総合計点の勝負になるとしたら、その行方は、愚生の責任のうちではない。とはいえ、作品も愚生が贔屓筋とはいえ、ベストスリーに入れても悪くない正しい投票だたったと思うので、まあ、清き一票の範囲に入れてはばかることもないだろう。
作品にはお買い上げ価格も表示されているので、ご希望の主には絵画購入も可能だ。
大谷清は、現在はどうか知らないが、かつては金子兜太「海程」のレッキとした同人であり、阿部完市を師とする「現代定型詩の会」の運営にも深く関わっていた俳人で、久保純夫の高校生時代からの友人でもあったはずである。連れ合いは「豈」同人の津のだとも子である。従って句歴も長い。こ今回は、彼の
俳句作品ではなく絵画作品が展示されている。
せっかくなので『21世紀俳句ガイダンス』(現代俳句協会)から大谷清の句を引いておこう。
往生の懸命に金雀枝であり 清
空中疲労の一点は花しょうぶにて
紅梅の物質という気軽なり
ツルニチソウ↓
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