2015年6月8日月曜日

「信濃俳句通信」30周年記念俳句大会・・・



昨日は、日帰り強行軍となったが、松本の美ヶ原温泉・ホテル翔峰で行われた「信濃俳句通信30周年俳句大会」に出かけた。
送迎のバスの方に聞いたら、その日の朝は寒く、土地の言葉で「みずしも」(水霜?)になったと仰っていた。
送迎バスのなかで久しぶりの櫂未知子、山口亜希子にあった。
「信濃俳句通信」の主宰は佐藤文子。かつて現代俳句協会青年部において何かとお世話になった。佐藤文子の師は穴井太「天籟通信」。「信濃俳句通信」には、今、「草の罠ー穴井太伝説ー」が連載され、6月号で5回目を迎えている。興味を以って読める穴井太評伝である。

   ゆうやけこやけだれもかからぬ草の罠        太
   
従って現在の代表・福本弘明も遠路九州から駆けつけていた。その「天籟通信」は創刊50周年を迎えるということだった。穴井太が亡くなって18年が経つという。
愚生は若き日、自分の勤めていた書店の棚の中から、穴井太『ゆうひ領』(牧羊社)を買ったことを思い出した。
ともあれ、30年前に七人の女性で立ち上がった「信濃俳句通信」がその歳月とともに地元に密着した活動をつづけ、いまでは子どもから高齢者まで多くの会員を有する会になっことにお祝いを申し上げる。


     まんさくのはなのへのへのもへじかな     文子

記念講演は「私と週刊新潮の絵」と題して成瀬政博(横尾忠則は11歳年長の実兄だそうである)。
アトラクションでは、木村流大正琴の演奏と八汐亜矢子の唄、その一つに佐藤文子作詞の「裏町慕情」を佐藤文子と一緒に唄う(写真上)というサプライズも用意されていた。



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