2017年2月11日土曜日

蜂谷一人「ゴム飛びの脚を浮かせて春の風」(第31回俳壇賞)・・・



 昨夜は、本阿弥書店俳壇賞・歌壇賞の授賞式と懇親会がアルカデァ市ヶ谷で開催された。
 こうした席に参加するのは、実に久しぶりで、長い間会っていなかった小池光や三枝昂之、そして佐佐木幸綱。その子息の佐佐木頼綱が第28回歌壇賞を受賞した。ちなみにもう一人の歌壇賞は大平千賀、そして第31回俳壇賞が蜂谷一人。懇親会のくじ引きの番号引きで忙しかった夏井いつきにもしばらくぶりで会った(ハイタッチした)。
 いつもよりも参加者が多く盛会で、愚生はすこし遅れて行ったせいか、料理はほとんど食べつくされてしまっていた(空腹・・・)。
 ともあれ、以下に授賞者の作を挙げておこう。

  身に星を宿して烏賊の裂かれけり            蜂谷一人
  夕闇に小さなひかり交わしあう被害者の窓加害者のまど  大平千賀
  刑死せし自由主義者の皇帝ののち問はず食む太刀魚   佐佐木頼綱 



 

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