2022年4月14日木曜日

濱筆治「はな雫まんまる透けてはるを呑む」(第4回「きすげ句会」)・・

  


 本日は第4回きすげ句会だった(於:府中市生涯学習センター)、句会前に、まず、府中市文化団体登録のための規約整備や、吟行句会の構想、また、次回までに、自己紹介もかねて、自分の好きな句(自他自由)を挙げて、感想、簡単なエピソードなどを書いて提出し、それを皆さんに読んでもらえるようにしたいと、代表の杦森松一から提案があり、そのためのA5サイズの紙が配られた。今回の兼題は、「蛙」(井上治男提案)だった。次回、5月19日(木)の兼題は、高点獲得の濱筆治が決めて、「鮎」、他に当季雑詠2句の計3句出し。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。


   三世代花より団子の旅になり        井上芳子

   人生はなんとかなるさ山笑ふ       久保田和代

   土筆生う空地売りしと立て看板      壬生みつ子

   桃青も一茶も愛でし蛙かな         清水正之 

   太根(ふとね)天に突きあぐるままなお桜  山川桂子

   城の堀かわずやかましラブコール      濱 筆治

   キャンパスにピンクのトンネル笑顔咲く  大庭久美子

   若狭井の千年の水内陣へ          井上治男

   山桜つぼみ見つけて雲掴む         杦森松一

   かの石楠花かの牡丹とて老いたるか     大井恒行



      撮影・中西ひろ美「春は暗がり奥へ行くほど紫に」

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