2022年4月7日木曜日

大井恒行「春盛りツネ(恒)は老老介護かな」(府中市生涯学習センター・春季「現代俳句」講座)・・


 本日、4月7日(木)は、府中市生涯学習センター第一期・春季「現代俳句講座」第一回だった。6月16日(木)第5回目までの講座で、終了予定である。12名の方々に参加していただいた。この講座を連続して受けられている方も多く、顔なじみの方がいらっしゃるのは、気心も知れてきてそれなりに、楽しみが生まれる。第一回目は、覚えの悪い愚生が、顔と名前を一致させるためと、それぞれの方々が、お互いに知り合いになって欲しいという意味もあって、初心者もそれなりのベテランの方にも、自己紹介俳句を作っていただくことにしている。選句はしないので、やむなく、愚生の句をブログタイトル「春盛りツネは老老介護かな」という自己紹介句を、皆さんと同じように、即吟で作った。

 ともあれ、その自己紹介俳句を挙げておこう。名前を詠みこむこと以外はフリーである(順不同)。


  濱筆治(はまふでじ)「筆で身を立て」親願う  濱 筆治

  ちるさくら井上芳子愛おしむ          井上芳子

  八十路越え井上治男春愁ひ           井上治男

  寺の地に花は咲くのか春過ぎて         寺地千穂

  久保田和代花吹雪に立ちつくす        久保田和代 

  卯の花や清水正之昼寝する           清水正之

  高野には二度目の受講春うらら         高野公一

  名は啓子夢追ひかけて花の山          中田啓子

  杉の森竹や梅あり松一(ひとつ)        杦森松一

  散る桜公園清掃壬生みつ子          壬生みつ子

  浅間山清しき芽吹きを桂子訪(と)う      山川桂子

  俳句読む泰地美智子春の風          泰地美智子



       撮影・鈴木純一「義理欠いて花の下へと桜餅」↑

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