2022年4月22日金曜日

救仁郷由美子「オメガアルファの春雲形(うんけい)蛇間に陽光(ひかり)射し」(「安井浩司へ 俳句無の時々②」)・・

         向かって右端・安井浩司(2009・6 男鹿半島)↑

          中央の帽子は、安井浩司の盟友・金子弘保
    

                 安井浩司へ 俳句無の時々②  


 文学における俳句形式のαとωは、幾たびの試練を経てなお永遠に問われよ(『句篇』ー終わりなり、わが始めなりー安井浩司・帯文より)

 ギリシャ語の最初の文字がアルファ、終わりがオメガであることから、最初から最後までを意味するが始原へと辿り返すならば、終わりなり始めなりと俳句形式を問う。

  オメガアルファの春雲形(うんけい)蛇間に陽光(ひかり)射し   由美子



     撮影・中西ひろ美「蝌蚪の紐見る今を見るごとく見る」↑

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