石飛公也「長屋門」(府中郷土の森)、写真・武藤幹↑
先日、10月19日(木)は第172回遊句会(於・八重洲地下街 たい乃屋)だったが、愚生は、一年前からの先約で「吟遊」20周年レユニオンに出掛けた。従って、今回は欠席投句。いつも、句会報にまとめて送って下さっている山田浩明氏が、そのコメントに「本日は選挙投票日。あいにくの天気ですが、もうお済ませですか?私は期日前投票の常習者で、本日はユトリ(?)で句報の発送をしています。それにしても、落選する立候補者の気持ちを句会の度に味わう私・・・猫じゃらしと遊んで、癒やしてもらいたい気分です」としたためられていた。
因みに上掲の絵画は、過日開催された展覧会(於、国分寺・本多公民館)の石飛公也氏の水彩画。
以下に句会の一人一句を高点句順に(最高点句はブログタイトル)・・・、
甦る三波春夫の体育の日 植松隆一郎
体育の日父子は右投げ左打ち たなべきよみ
風の歌ゆらり指揮するゑのこ草 橋本 明
秋の蚊が済まなさそうに飛んでいる 村上直樹
彷彿(ほうふつ)す一九六四(いちきゅうろくよん)体育の日 川島紘一
腑に落ちぬ世を撫(な)でているねこじゃらし 春風亭昇吉
鍛えたい心があるの体育の日 原島なほみ
体育の日やグローブを嗅いでみる 武藤 幹
平日も体育日(たいいくび)も休み毎日が 天畠良光
秋の蚊の哀れ装い刺しに寄る 山田浩明
秋の蚊の羽音の弱さにだまされて 石飛公也
老いてなほ秋の蚊叩き「いのち惜し」 渡辺 保
以下は欠席投句より、
通販器体育の日の置き土産 林 桂子
夕刊といっしょに居間へ秋の蚊が 加藤智也
残る蚊の額(ぬか)に止まりて打たれたり 大井恒行
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