本日は、府中市生涯学習センターに於て、実質スタートの「きすげ句会」、雑詠2句+兼題「長」1句、計3句出し。代表者は、杦森松一、副代表・山川桂子、会計は濱筆治。参加者10名。本日は9名出席。愚生の一句は、「きすげ句会」を詠み込んだ挨拶句、「君もすなるげに句会とぞ府中春」を投じたが、残念ながら無点だった。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。次回(3月17日午後1時半~4時・木・於:府中市中央文化センター第5会議室)の席題は「和」。
指先の皹(あかぎれ)癒えて水温む 壬生みつ子
立ちのぼる土の匂いよ返す畑 井上治男
庭の柚子風呂に浮んで冬星座 濱 筆治
オカリナや記憶のカメラ春立ちぬ 久保田和代
花散れど夢膨らんで長寿かな 杦森松一
長き旅終の棲家に春一番 井上芳子
長い影一足先に梅ざくら 大場久美子
冬の朝「霜柱」なる草を知る 清水正之
能管の長きひしぎや冴え返る 山川桂子
憂き鳥を止まらせ芽吹く木々ありぬ 大井恒行
芽夢野うのき「メランコリーまわるまわる岸辺の鳥も」↑
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