2022年2月17日木曜日

久保田和代「長い詫状未だ未完の母の死よ」(第2回「きすげ句会」)・・

 

 本日は、府中市生涯学習センターに於て、実質スタートの「きすげ句会」、雑詠2句+兼題「長」1句、計3句出し。代表者は、杦森松一、副代表・山川桂子、会計は濱筆治。参加者10名。本日は9名出席。愚生の一句は、「きすげ句会」を詠み込んだ挨拶句、「君もすなるげに句会とぞ府中春」を投じたが、残念ながら無点だった。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。次回(3月17日午後1時半~4時・木・於:府中市中央文化センター第5会議室)の席題は「和」。


   指先の皹(あかぎれ)癒えて水温む    壬生みつ子

   立ちのぼる土の匂いよ返す畑        井上治男

   庭の柚子風呂に浮んで冬星座        濱 筆治

   オカリナや記憶のカメラ春立ちぬ     久保田和代

   花散れど夢膨らんで長寿かな        杦森松一

   長き旅終の棲家に春一番          井上芳子

   長い影一足先に梅ざくら         大場久美子

   冬の朝「霜柱」なる草を知る        清水正之 

   能管の長きひしぎや冴え返る        山川桂子

   憂き鳥を止まらせ芽吹く木々ありぬ     大井恒行 



   芽夢野うのき「メランコリーまわるまわる岸辺の鳥も」↑

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