2014年2月16日日曜日

2.15「LOTUS」句会・・・

                                  トトロと娘からのチョコ(雪しろ)↑

昨日から降り続き、記録的大雪といわれた先週末の積雪を越える雪。
雨になり、やがて天候は回復、これならば、王子にある北トピアまでは何とか行けるに違いないとタカを括って出かけた。
滑らないように防水の雪靴をはいて、バス停留所にたどりついたが、バス待ちの人はいたが一向にバスの来る気配はない。
バス停に記してある営業所に電話をすると、全線運休。仕方なく駅まで歩くことにした。
不断なら歩いて40分で着くところ、途中の交差点は雨で川のようになった水が流れ、膝下まで浸かってしまっては雪靴も役に立たない。
そばにあったコンビニに駆け込んで、履き替えのソックスを三足もとめ、途中で替えながら一時間少しをかけて駅に到着。
LOTUS(ロータス)の句会は、酒巻英一郎氏(今度、LOTUSの会発行人に新任)に慫慂され、阿部鬼九男氏と愚生は初めて参加するのである(西東三鬼晩年の弟子・鬼九男氏とは34,5年の長いお付き合いをいただいているが、句座を共にするのは初めて・・)。
その鬼九男氏からは携帯メールで朝早く出たものの坂道で三度転んで出席を断念との連絡(お怪我がなくて幸・・)。
魔の棲むLOTUS句会と言えども、さすがに大雪には勝てず、出席者は遅刻した愚生を含めて7名。
しかし、欠席投句となった人を含めて23名の三句出し、三句選。出席者中心の句評となった。お陰で十分に批評し尽くされた句会となった。
遠路三重県から雪の新幹線を駆って出席された勇敢な女史は藤川夕海氏。聞けば「陸」同人だそうである。
参考までに、出席者の句を一句のみ挙げさていただく。
ちなみに最高点は欠席投句となった高橋比呂子氏。

   蝋梅よりもきのうのことは馬の領分     高橋比呂子

   麦秋の縄目かすかに日の乙女        九堂夜想
   草の芽のまわす地球に着き生まる     藤川夕海
   地球はもあまたの石の宙にあり       流ひさし
   
   初鴉
   飛べ塵外へ
   音を捨てて                    酒巻英一郎
   
   大洋(うみ)の詩こそし揺蕩へわが孤独   北野元生
   つぶやきの雪の華こそはなやかな      大井恒行

愚生は、夜はバスも動いているだろうと(平日は深夜零時50分まである)、これまた甘い夢を見て、最寄駅に着くと、ついに本日は「全日運休」と張り紙されているではないか、タクシーは長蛇の列、満月を仰ぎながら歩くことにした。思わず本日の句会の自句を添削し、無点だった句も蘇ったように感じた。

   荒星の裏なお淋し銀のさじ         恒行
  
               野川のムクドリ↓

      


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