『写俳亭の書写句文集《蓮》』(青群俳句会)の「
安正 藏 正子に俳恩ありて椅子」の句が記されたページには、「伊丹三樹彦句集『知見』出版記念会の様子が書かれているのだが、その最後の二行は以下のようにある。
私はこのあと、続・続続の『知見』三部作、全句集の続編と出している。〈落芙蓉すうっと終章急がねば〉の実践中である。
句中の安正は、宗田安正、藏は越村藏、正子は平松正子である。
書も我流と言っているが、なかなかいいと思う。本著には、記念の写真とともに、短冊・色紙の書も多く掲載されているのだ。
天界に待つ人増えて 沙羅の花 三樹彦
草加江 登仙 草城門下で 句碑発起
日野草城の句碑を豊中市の服部公園に建てた。
旧門下の「旗艦」同人だった井上草加江と私は並んでいる。
背後は三木登仙。草城が勤めた大阪海上火災保険の元同僚であった。
とある。句碑には、句のほかに「
俳句は東洋の真珠である 草城」と刻まれている。
また、夫人だった伊丹公子への思いのあふれるエッセイは、いたるところに「公子の笑顔」として登場する。
伊丹三樹彦1920年伊丹市生まれ。95歳。本名 岩田秀雄、 別号 写俳亭。
マンサク↑
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