今日は、府中市生涯学習センター秋季講座「現代俳句」第5回(最終回)だった。愚生の受け持ちも3期目だったので、常連の方々もあり、講座に入る前に、希望する有志の方々には、近くの府中の森公園・美術館を散策していただいて句を出す、いわゆる吟行句会で締めくくった。皆さん、句を野外で作るのは初めてで、それなりに楽しんでいただいたようである。色々意見を纏めて下さる方もあり、来年には、時期を相談して、句会を立ち上げたい・・・との要望があった。ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。
しじみ蝶赤きつつじの返り咲き 壬生みつ子
聖夜には星飾るらむ少年像 山川桂子
冬紅葉舞う青空にテニス音(おん) 濱 筆治
冬空に手を拡げたるけやきかな 清水正之
雨上がる枯葉ふみしめ冬うらら 井上芳子
吟行は三々五々に冬うらら 井上治男
冬日向ロマン聞きたし桐古木 久保田和代
縁側で天気がいいね父の面影 大庭久美子
冬木立ボール音(ね)響き苔光る 杦森松一
開戦日翌日黄落の美術館 大井恒行
芽夢野うのき「冬が泣く雲の信実渦を巻く」↑
0 件のコメント:
コメントを投稿