2016年9月24日土曜日

福田葉子「老猫の水呑みて去る望の月」(第132回「豈」句会)・・・



奇数月、隔月で行われる第132回「豈」句会は、諸事情あって、初めて愚生の地元・府中グリーンプラザ第5会議室で行われた。大國魂神社の欅並木が秋の雨に濡れていた。恒例の白金台いきいきプラザよりもはるかに遠い場所ということもあって、いつもより参加者は少なかった。
以下は一人一句。

   鶏頭花月光浴びては骨になる        羽村美和子
   月光の耳のかたちを知り尽くす       杉本青三郎
   木道ひょんポケモンGOの虫詩人      早瀬恵子
   大好きな稲の図柄の五円玉         渕上信子
   桂枯れ雨の黄泉路に黄石蕗         多仁 竝
   女童(めわらべ)のすでに白髪沙羅の花  福田葉子 
   木の終わり雨のおわりの風起こる     大井恒行 



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