f-haiku 2018は、フェリス女学院大学オープンカレッジの講座「俳句の創作ー日本語のすばらしさを学ぶ」(春学期。秋学期開講:各八回)の二〇一八年度の受講生による作品集です。(中略)
俳句の本質は、私たちの日常生活を豊かに実感すること、このことを基本に、講座は運営されています。当たり前といえば、当たり前のこと。しかし、ついうっかりと、忘れがちになること。
と吉野裕之は記している。ともあれ、自由参加の一冊から一人一句を挙げておこう。
チャリ飛ばすファンキーな女子春隣 伊東伸孝
うづたかき僧院の古書秋暑し 西村 翠
月の海ふたたびねじ巻くオルゴール 川井京子
コンテスト親の古着の案山子かな 瀧澤孝子
10月の空に呼吸は消えてゆく 中楯真美
版画家の便りの中の暦売り 中村義和
凛と立つ天の高さや曼珠沙華 谷嶋睦美
法師蟬鳴きつくしたか往ぬる日ぞ 丸矢一夫
ゆずり葉やみな元号のない暦 小宮山眞知子
兎やら棲んでいいるやら真白の野 齋藤三和
佇んであをあをの田の目高追ふ 佐々木裕雄
台風のかけらホームを走り抜け 清岡ひさ子
朱を放ち木立にぶらり烏瓜 木村榮一
ぶらんこやトロイメライにまどろみぬ 森田一弘
一月のフォルム高々ビルの上 吉野裕之
本日5月20日(月)は、京王プラザホテルに於いて、文學の森各賞贈賞式が行われた。
久々に会った会長・姜琪東(カン・キドン)、まだまだ健在、、最後の仕事が、俳句界に若者を多く招き入れたい、だった。乾杯の音頭は筑紫磐井。以下にすべてではないが主要な受賞者を挙げておこう。
・第17回 山本健吉賞 稲畑汀子
・第11回 文學の森賞大賞 大久保白村『海にも嶺のあるごとく』
阿部元気『隠岐』
・第20回 山本健吉評論賞 宇井十間「スンマ・ポエティカー造型論における世界観の問題」
・第9回 北斗賞 諏佐英莉「やさしきひと」
大賞の稲畑汀子 ↑
評論賞の宇井十間 ↑
久々に会った会長・姜琪東(カン・キドン)、まだまだ健在、、最後の仕事が、俳句界に若者を多く招き入れたい、だった。乾杯の音頭は筑紫磐井。以下にすべてではないが主要な受賞者を挙げておこう。
・第17回 山本健吉賞 稲畑汀子
・第11回 文學の森賞大賞 大久保白村『海にも嶺のあるごとく』
阿部元気『隠岐』
・第20回 山本健吉評論賞 宇井十間「スンマ・ポエティカー造型論における世界観の問題」
・第9回 北斗賞 諏佐英莉「やさしきひと」
大賞の稲畑汀子 ↑
北斗賞の諏佐英莉↑
評論賞の宇井十間 ↑
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