2021年4月24日土曜日

阿部鬼九男「宇宙缶なる煮凝りのフェスタ」(『黄山房日乗』四月二十四日)・・・

 


                1986年4月24日↑


二十四日、近藤譲+ムジカ・プラティカ「音楽 今ロンドンで」(横浜)G・ブライヤーズ来日、自作指揮。

ミニマル・ミュージックのみならず、問題となるのは可測されてしまう時間だ。


    宇宙缶なる煮凝りのフェスタ     阿部鬼九男


*『黄山房日乗』へ35年後の剽窃譚・・・     


         4月24日(土)・・・晴

 近藤譲(こんどう・じょう)は、1947年、東京生まれ。当時、アンサンブル・ムジカ・プラティカを率いており、著作に『線の音楽』(朝日出版社)があった。その本を取り出して、阿部鬼九男は、「まず、一つ目の音が頭に浮かぶのを待ち、二つ目の音は、その一つ目の音を聞くことで生まれ、それから、一つ目と二つ目の音を聞いて、三つ目の音が生まれる。さらに四つ目の音が生まれて、聞く。それって、俳句の言葉と同じだよね・・・」というようなことを言っていた。「ただ、俳句は形があるから、そこで終わりを迎えることができる」とも。
 愚生は、本日は夜勤。東京都は、新型コロナまん延感染拡大による3度目の緊急事態宣言を明日から17日間(5月11日まで)の発出を決定した。休業要請がこれまでより拡大される模様。

    スペースに一切はあり煮凝り   大井恒行


 
       撮影・鈴木純一「藤しづか何も起こらぬ何も終らぬ」↑

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