1986年4月26日↑
二十六日、高橋アキ、山口恭範らのサウンド・スペース・アーク(赤坂)委嘱作品、石井眞木、近藤譲、莱孝之。
会場で、ブライヤーズと話し、サインも貰ふ。この魚河岸の大将の関係的音楽は一種のワナ、共犯を誘ふが・・・。
ババリアに雨を降らせる遺失物 阿部鬼九男
*『黄山房日乗』へ35年後の剽窃譚・・・
4月26日(月)・・・晴
(赤坂)はサントリーホールか?1972年、高橋アキは、現代音楽演奏グループ「サウンド・スペース・アーク」を結成。
ギャヴィン・ブライヤーズ(1943年~)は、イギリスの作曲家で、コントラバスの演奏家。ブライヤーズは1969年、1912年に北大西洋に沈んだタイタニック号の甲板上で、最後まで演奏を続けていた楽団員たちの演奏を、生き残った人たちの証言をもとに再現しようと書いた作品『タイタニック号の沈没』により世に知らるようになった。1975年のレコーディングの際には、実際の楽団と同じ6弦構成で25分間、讃美歌「オータム」を繰り返し演奏したと伝えられている。1985年には、アニメ映画・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』では、讃美歌「オータム」、「主よ、みもとに」として描かれたという。
愚生の不案内ゆえに、「この魚河岸の大将の関係的音楽」についても、よく分からないのだが、ブライヤーズを大将に見立てての、ここ数日の日乗に、繰り返し登場している現代音楽に関する、ミニマル・ミュージックを指してのことかも知れない。
遺失物かのはるかなる秋にこそ 大井恒行
撮影・鈴木純一「リンカーンはアメリカン・コーヒー三杯で夜も寝られず鬱々とする」↑
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