1986年4月5日↑
五日、田村隆一『毒杯』 シドラ湾情勢あやし。春日部行。
黐「和綴、擬古文体でどうかな」鬼「フム」黐「一週分づつ稿送付」
鬼「アト腐れしないしね。但し、テーマも極らぬ」
黐「だんだん調子出てくるさ」
アレハアソビデシタカ
首ヲノバセバ イツモ戦ガ見エ 鬼九男
*『黄山房日乗』へ35年後の剽窃覃・・・
『毒杯』(河出書房新社)は田村隆一の第14詩集。
シドラ湾は地中海に面したリビア北岸の湾。石油積み出し基地・港町シドラに由来する。リビアはシドラ湾全体の領有権を主張し、アメリカは12海里の一般的な領海しか認めず、1981年にシドラ湾事件が起き、アメリカのF-14戦闘機2機によって、リビアの戦闘機2機が撃墜された。そして、1986年4月には、ドイツのディスコ爆破事件に対する報復としてアメリカF-111戦闘機が撃墜され、2名が死亡した。この時アメリカはリビア爆撃(エルドラドキャニオン作戦)、下って1989年には、リビアがMIG-23機でアメリカ空軍機の攻撃を試みるが逆にミグ2機が撃墜された。
黐(もち)は、黐黐館主・大岡頌司(端渓社)のこと。春日部市に住まいがあった。鬼は、鬼九男自身のこと。
4月5日〈月)・・・曇ときどき雨
四千の日と夜の空を 震える鳥 大井恒行
芽夢野うのき「緋桃咲きくるりと尾羽繰り返す」↑
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