2021年4月7日水曜日

阿部鬼九男「稲筵皮船譚には付かぬ日月(じつげつ)」(『黄山房日乗』四月七日)・・・

 


                 1986年4月7日↑


七日、遅ればせながら、利用頻度高かった、天文・暦占類を収める東洋文庫『和漢三才図会1』ほか。

辞典の分類。学問もむかしは腑分けを旨とした。今、有機の時代。大根と世界をおろしがね(・・・・・)にかけやう。


    稲筵皮船譚には付かぬ日月(じつげつ)    阿部鬼九男


*『黄山房日乗』へ35年後の剽窃譚・・・


         4月7日(水)・・・晴

 三才とは、天・地・人の働きをいい、万物をあらわす言葉。辞書に、稲筵は、「枕」「川」にかかる枕詞だともあったが、古代には皮で作ったので、同音の「川」が由来らしい。とはいえ、不明である。日月は、すなわち天・地・人にしかず。



     天・地・人は滅びず残り稲筵(いなむしろ) 大井恒行



   芽夢野うのき「白あやめ雨宿りはもう終わりですよ」↑

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