本日は第144回「豈」東京句会(於:白金台いきいきプラザ)、午前中の雨も上がり、夕刻には秋の陽射しが戻っていた。初参加の方も交えて、「豈」の句会には珍しく、ブログタイトルの句に点が集中した。愚生はもちろんいつものように低空飛行である。
次回は恒例の「豈」忘年句会だが、11月最終土曜日ではなく、都合により12月1日(土)(場所はインドール・白金高輪駅1分)に日時が変更されている。是非、多くの方々の参加をお待ちしている。
ともあれ、一人一句を以下に挙げておこう。
月に閃く一本の白曼珠沙華 吉田香津代
にも拘はわらず振りむいて見る蛇の穴 笠原タカ子
大夕焼振る手の先が暮れ残る 羽村美和子
蜩や深い齢の樹に語る 小湊こぎく
幻聴から秋蝶の逃れがたくあり 杉本青三郎
樹液さだまり夏はぼくと遠のき 川名つぎお
露ひとつ陰と陽とを含み落つ 山本敏倖
星の道ブラックビートの葡萄かな 早瀬恵子
辻占やころころのつぎもころころ 千原櫻子
顔認証拒むアイフォーン秋の朝 伊藤左知子
幽霊の寝言華麗なプロポーズ 小町 圭
大怒(だいど)
いま祖国にありや平成尽く 大井恒行
0 件のコメント:
コメントを投稿