5月8日(日)付け東京新聞「平和の俳句」は中村裕。あの、もしかしたら、三橋敏雄の弟子を称していた中村裕か?・・と思った。しかし、川崎市になっているから、違うかもしれない(以前に愚生が知っている住所と違う)。いや、彼はよく引越していたから、そうかも知れない。年齢も少しちがうようだが、・・・同姓同名かも、などと思ったりした。とはいえ、愚生の知っている中村裕だとしたら、新興俳句系最後の係累として申し分のない句であろう。それがいい、と思い定めた。金子兜太、いとうせいこうは以下のように評している。
われら詠む十七文字の反戦歌 中村 裕(ゆたか)(62) 川崎市川崎区
〈金子兜太〉 男心に男が惚(ほ)れるとは、こういう爽やかな俳句に出会ったとき。〈いとうせいこう〉防人(さきもり)の歌があったように、われらは戦いを平和を詠む。いにしえより。
さて、当日の「東京俳壇」小澤實選↑には、「豈」同人にして、歌人の、
珈琲冷めて越前掘の日永かな 藤原龍一郎(東京都江東区)
があった。 こちらはいささか懐かし気な光景・・・。
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